緑内障とレーザー治療

2022/08/14

レーザー 緑内障

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緑内障は厚生労働省の発表する日本人の中途失明原因の1位です。40歳以上では5%(20人に1人)が緑内障と言われています。

しかし、初期~中期の間には自覚症状はほぼ無いため、検診で指摘されても眼科を受診されず、進行し自覚症状が出てはじめて病院受診される方が多いです。

診断後、点眼で治療を開始するのですが、既に狭くなってしまった視野は復活せず、その時点からの進行を遅らせる治療となってしまいます。


つまり重要なことは早期発見に尽きます。

・健診で 緑内障の疑いと言われた。
・近い親族に緑内障と診断された方がいる。

一度眼科で検査されることをお勧めします。


最近は画像検査の技術が進歩により、緑内障が初期の方でも精度の高い診断が可能です。
治療導入が早いほど、将来の視野が保たれている可能性が高いです。


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さて、レーザー治療のお話です。

緑内障治療はこれまで①点眼②手術が一般的でした。

近年は技術の進歩により、眼の中の排水溝にあたる部位に対し、とても短い時間のマイクロパルスレーザーを照射し、流れを改善する治療が広まっています。

特に副作用はなく、点眼と同等の眼圧下降効果を得られます。治療の位置づけとしては①と②の中間の感じでしょうか。


にで眼科では画像のTOMAY社IQ577レーザー機器を導入しており、MLT(マイクロパルスレーザー線維柱帯形成術)が可能です。

特に、点眼アレルギーの方、複数薬剤の点眼が困難な方、点眼の効果が不十分な方など。緑内障治療の一つの有効な選択肢としてご案内できます。

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